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飲食店の7割がテイクアウトを始めている!外食産業×管理栄養士

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新型コロナウイルスの影響でさまざまな業界が変化していっています。なかでも、特に大きな影響を受けているのが飲食業界です。これからの世の中に対応していくために、飲食業界全体で変革が起きつつあります。このような状況でも管理栄養士だからこそお手伝いできることがあるのです!今回は飲食店での支援例をもとに、管理栄養士によるサポート内容やそのメリットについてご紹介していきます。

飲食業界一大変な外食産業

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飲食業界と言うと、多くの方々は飲食店を思い浮かべるかと思います。しかし、飲食業界とは3つの分野をまとめたものであり、必ずしも飲食業界=飲食店とはならないのです。ここで一度、飲食業界を構成する3つの分野について確認しましょう。

①外食:レストランや飲食店で食べること
②中食:調理された食品をテイクアウトまたはデリバリーを利用して家で食べること
③内食:家庭で調理して食べること

飲食業界はこのように分類され、それぞれ外食産業、中食産業、内食産業と呼ばれています。つまり、飲食店は飲食業界の中でも外食産業にあたるというわけです。そして、新型コロナウイルスのことを抜きにしても、外食産業は厳しい局面にありました。人々の働き方や取り巻く状況が変化したことによって、中食や内食に対するニーズが増し、外食をしなくなる人々が増えたからです。

また、あまり大きな変化のない外食サービスに比べ、中食・内食サービスは徐々に良質なものへと変わってきました。利便性が高く、コストも抑えられる中食産業や内食産業が台頭してきたことにより、外食産業だけで経営を成り立たせるのが困難になってきたのです。そのため、中食・内食サービスを部分的に取り入れて売上の安定を図る飲食店が増えてきました。新型コロナウイルスは火付け役ではあったものの、もともとの火種は既にあったというわけです。

テイクアウトの需要と供給

引用:PR TIMES「飲食店の年末の営業と採用活動に関する調査」

先に述べたように、中食産業や内食産業に対するニーズはもともと高い傾向にありました。ですが、新たなサービスを導入するのは手間やコストがかかるうえ、失敗するかもしれないというリスクを背負います。ですが、新型コロナウイルスの脅威に曝されている今、外食から中食や内食への転換は必須です。

実際、株式会社ブレシャスパートナーズが行った調査によると、中食サービスであるテイクアウトを導入している飲食店は、なんと約7割にまで上ります。

引用:PR TIMES「飲食店の年末の営業と採用活動に関する調査」

さらに、その7割の店舗にいつからテイクアウトを実施しているのかを聞いた質問への回答結果が上のグラフです。テイクアウトを行っている飲食店のうち、実に5割以上が新型コロナウイルスをきっかけにテイクアウトを始めたといいます。

この結果から、多くの飲食店では取る物も取りあえずにテイクアウトを導入していることが分かります。一時しのぎとして、十分な準備をすることなくテイクアウトを始めているということです。これでは、いずれ何らかの形でトラブルが起こることも十分あり得ます。そこでテイクアウトサービスの導入に活躍するのが管理栄養士です!

管理栄養士は食と健康のスペシャリスト。管理栄養士ならではの深い知識や独自の視点によって、飲食店の中食・内食サービスをより充実させることができます。管理栄養士が関わることで得られる具体的なメリットについて見ていきましょう。

管理栄養士がテイクアウト導入に携わるメリット

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管理栄養士が活躍している場として病院や学校、介護施設などを思い浮かべる方は多いですが、実際は飲食店を始め食品メーカーやスポーツジムなど、さまざまな分野で活躍しています。つまり、それだけ多様な場面に対応できる実力があるということです。そんな管理栄養士がテイクアウトメニューをプロデュース(監修)することによって得られるメリットを3つご紹介します。

①豊富な経験に基づくメニュー開発

テイクアウトメニューは、その場で作って提供できる通常のメニューとは性質が異なります。ただ既存のメニューを持ち帰れるようにすれば良いというわけではないのです。

冷めてもおいしく食べられるものであること、中身が崩れたり偏ったりしにくいものであることなど、さまざまな工夫が求められます。また、オフィス街にある店舗の場合は食べやすさを重視したメニューにするなど、立地条件や顧客層によって工夫することも大切です。

このように、テイクアウトメニューは通常のメニューよりも考案するのが難しいのですが、管理栄養士は数々のメニュー開発に携わるプロ。お客様のニーズや飲食店の要望を汲み取りながら、適切なメニューを提供することができます。

②安全なメニュー提供

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テイクアウトを導入するにあたって最も気をつけたいのが食中毒問題。特に、梅雨から夏にかけては食中毒が起こりやすい季節なので十分な注意が必要です。この時期にはテイクアウトを中止するのも一つの手ですが、提供するものを変えてみるのも良いでしょう。

夏場にはサルモネラ菌やカンピロバクターなどの細菌性食中毒が、冬場にはノロウイルスやA型肝炎ウイルスなどのウイルス性食中毒の危険性が高まります。管理栄養士ならば、季節ごとに傷みにくい食材や適した調理方法を選びつつ、安全なメニューを提供することができます。テイクアウトでは、季節や状況に応じたメニュー変更も重要です。

③健康的なメニューへの信頼獲得

管理栄養士は厚生労働大臣に認められた国家資格。「管理栄養士考案」、「管理栄養士監修」といった言葉は、飲食店のブランディングに大きく貢献するでしょう。最近は健康志向の方が増えていることもあり、栄養バランスや健康面に配慮したテイクアウトメニューの需要は高いです。

また、管理栄養士は調理方法についても豊かな知識を持っています。同じ食材でも調理方法を工夫すれば、風味を変えたりカロリーを抑えたりできるのです。そのノウハウを駆使して、野菜嫌いな子どもでも美味しく食べられるメニューや、ダイエット中の方でも栄養バランスが偏ることなく満足感を得られるメニューなどを提供できます。店舗のターゲット層に合わせた健康メニューを打ち出すことは、他店との差別化になるでしょう。

まとめ

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単身世帯(一人暮らし)が増えて、自分で料理する人が減ったり、高齢化によって自宅での調理が困難な人が増えたりしたことで、中食産業は徐々にその規模を拡大しています。しかし、それらのサービスはスーパーやコンビニなどで提供されることがほとんどです。これらの業種には無い、新たな価値を生めるのは飲食店だけ。

これからの時代を生き残るためにも、きちんとテイクアウトメニューを作りこむことは必須と言えるでしょう。そのために、管理栄養士は各々が持つ知識やスキルを存分に発揮してくれるはずです。メニュー開発やブランディングにお悩みの方は、ぜひ一度えいようJoinにご相談ください。全国の管理栄養士と共に誠心誠意お手伝いさせていただきます。

なお、2020年11月末までの期間限定で、管理栄養士が開発するテイクアウトメニューとその販促ツールを実質無料で受けられるキャンペーンを実施中です!ご興味のある方は下記のリンク先から詳細をご確認ください。

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